攻略
最初の目的地をひとつ決める 広いチャトチャックの歩き始め方
広いチャトチャックの旅は、最初の目的地を一つ決めるところから。Section・Soiの記録、基準点の撮影、途中の寄り道を楽しみながら歩き始める方法を、9枚の現地写真で紹介します。
チャトチャック・ウィークエンド・マーケットを訪れる日。
地図を開くと、たくさんのSectionと細いSoiが画面いっぱいに広がっています。行ってみたい店、見てみたい商品、気になるエリア。調べるほど候補が増え、「一日でどこまで回れるだろう」と考え始めるかもしれません。
けれど、出発前に一日分のルートを完成させる必要はありません。
まず決めるのは、「最初にどこへ着くか」という一つの目的地だけ。
それは、その日の行動を縛る予定ではなく、広い市場へ踏み出すための小さな目印です。そこへ向かう途中で店先に足を止めても、到着してから別の路地へ進んでも構いません。
一つの場所を決めたら、チャトチャックの一日をそこから始めてみましょう。
全部を見る計画より、最初の一地点を決める
市場へ入ると、通りの両側に店が続き、その先にはまた別の通路が見えてきます。
人の流れについて歩いているうちに、明るい店先が目に入る。少し先に気になる看板が見える。予定していた方向とは違う路地から、にぎやかな声が聞こえてくる。
チャトチャックでは、歩き始めた瞬間から、次の選択肢が次々と現れます。
だからこそ、出発前から多くの場所を順番に並べなくてもよいのです。
「今日は、まずSection 16へ行ってみよう」
「最初に、気になっていた商品のあるエリアへ着こう」
そのくらいの決め方で十分です。
一日のすべてを決めるのではなく、最初の一歩だけを決める。目的地へ着いたあとのことは、その場所の景色を見てから考えられます。


写真に写るSection 20のように、市場には番号の付いたSectionがあります。どのSectionから始めるかに、誰にでも当てはまる正解はありません。
自分が少し気になる場所を一つ選ぶ。そこが、その日の入口になります。
興味のあるものから、最初の目的地を選ぶ
では、最初の目的地をどう決めればよいのでしょうか。
難しく考える必要はありません。選ぶ理由は、一つあれば十分です。
探している商品がある。気になるエリアがある。訪ねてみたい店がある。利用する入口から向かいやすい。誰かと待ち合わせをしたい。
「ここを最初に見てみたい」と思える場所なら、それが自分の目的地になります。
人気の場所をすべて並べたり、市場を最短距離で回れる順番を考えたりしなくても構いません。最初の目的地は、一日中そこだけで過ごす場所ではなく、まず一度たどり着く場所です。
到着したら、周囲を見渡してみます。
通路はどちらへ続いているでしょうか。左右にはどんな店が並んでいるでしょうか。もう少し奥へ進んでみたいでしょうか。
そのとき初めて、次の方向を決めればよいのです。
Soi YIPUNを訪問候補にする場合は、Section 16、Soi 23/4–5を最初の目的地として記録できます。現在は2026年10月のオープンに向けて準備中のため、訪問前には最新情報をご確認ください。

写真の上部には、Section 16・Soi 23の表示があります。その下では、人々が屋根のある細い通路へ入っていきます。
Sectionを見つけ、その中のSoiへ進む。市場の奥へ入っていく感覚が、ここから少しずつ始まります。
SectionとSoiを、出発前に記録する
最初の目的地が決まったら、確認できる範囲でSection番号とSoi番号を記録しておきます。
利用する入口が分かっている場合は、それも一緒に残します。スマートフォンのメモに書く、画面を保存する、自分宛てにメッセージを送る。現地で立ち止まったとき、すぐに見返せる方法が便利です。
記録する内容は、複雑でなくて構いません。
- 目的地の名前
- Section番号
- Soi番号
- 利用する入口
- 参考にしたページ
すべての情報が揃わなくても大丈夫です。確認できたものだけを記録し、分からない部分は現地の表示を見ながら確かめます。

写真に写っているのは、Section 16・Soi 23/7の表示です。
表示の先には、商品が並ぶ細い通路がまっすぐ続いています。数字を確認したら、その先の景色にも目を向けてみてください。通路の色や店先の並び方も、歩いてきた場所を思い出す手掛かりになります。
なお、写真のSoi 23/7は、Soi YIPUNの予定地であるSoi 23/4–5とは異なる場所です。

別のエリアへ行けば、Section 25・Soi 2/2のような表示が見つかります。
SectionとSoiを一続きの数字として覚えるのではなく、「Section 25」「Soi 2/2」と分けて記録しておくと、現地の表示と照らし合わせやすくなります。
ただし、表示は歩くための手掛かりであり、目的地へ必ず迷わず着けるという保証ではありません。
数字を確認し、ときどき周囲を見渡す。気になる方向へ進みながら、自分が今どんな景色の中を歩いているのかも覚えておきましょう。
営業日や暑さへの備えなど、訪問前の基本情報は、「チャトチャック・ウィークエンド・マーケットの歩き方」で紹介しています。
到着した場所を、その日の基準点にする
目指していたSectionやSoiの表示を見つけたら、ひとまず最初の目的地へ到着です。
ここですぐ次の場所へ向かわず、周囲を一度見渡してみます。
頭上にはどの表示があるでしょうか。近くにはどんな店があり、通路はどちらへ分かれているでしょうか。
SectionやSoiの表示だけでなく、店先や分岐も一緒に写真へ残しておくと、その場所をあとから見返しやすくなります。
看板だけを大きく撮ると、番号は読めても、どの通路にあったのか分からなくなることがあります。反対に、周囲の風景だけでは、正確なSectionやSoiを確認できません。
表示と、その周りにある景色を一枚に収めてみましょう。

この写真には、複数のSoi表示と店先、通路の分岐が一緒に写っています。
「この表示の下にいた」
「この店の前で右へ曲がった」
そんな小さな記憶と写真が重なると、歩いてきた場所をたどりやすくなります。
ここが、その日の基準点です。
店舗の営業状況や商品の並び方は変わる可能性があります。戻るときには写真だけに頼らず、Section・Soi表示も改めて確認してください。
基準点から、気になる路地へ
最初の目的地を決めても、そこまで一直線に歩くとは限りません。
向かう途中で店先に目が留まり、少し立ち止まる。細いSoiの奥が気になり、入口からのぞいてみる。並んでいる商品に惹かれ、近くまで歩いてみる。
そんな予定になかった時間も、目的地へ向かう途中で出会った、その日のチャトチャックです。
最初の場所へ到着したあとも、歩き方は少しずつ変わっていきます。
基準点の写真を残したら、左右の店を見ながら進む。人が入っていく路地へ目を向ける。いったん来た道へ戻り、先ほどとは違う方向へ曲がってみる。

目の前で通路が分かれています。
左へ進めば、小さな商品が密集して並ぶ売場へ。右へ進めば、衣類が見える通路へ。どちらを選んでも、その先にどんな景色があるかは、歩いてみるまで分かりません。
最初の一地点が決まっていると、そこから先は、そのとき目に留まった景色に合わせて歩いていけます。
予定と偶然が少しずつ重なりながら、自分だけのチャトチャックの時間がつくられていきます。
見なかった場所を、次の目的地に残す
一つのSectionを歩いているだけでも、気になる路地は次々と現れます。
時間が足りずに入れなかったSoi。遠くから店先を見ただけで通り過ぎた場所。あとで戻ろうと思いながら、そのまま一日が終わることもあるでしょう。
それを、回りきれなかった失敗と考える必要はありません。
気になったSectionやSoiをメモしておけば、次に訪れるときの最初の目的地になります。
一回目はSection 16から始める。次回は、前回通り過ぎた別のSectionへ向かう。出発点を一つ変えるだけで、同じチャトチャックにも、前とは違う景色が現れます。
大切なのは、すべてを見ることではなく、一つの場所から歩き始めること。
最初の目的地へ着き、そこから自分の目が向いた方へ進めたなら、それがその日のチャトチャックです。

空が少しずつ暗くなり、店先の照明が目立ち始めても、通りの先にはまだ人と店の灯りが続いています。
もう少し歩いてみたい気持ちを、次の訪問まで残しておく。
今日見なかった場所が、またここへ来る理由になります。
次にチャトチャックを訪れるときは、最初に着きたい場所を一つだけ決めてみてください。
Section 16では、Soi YIPUNが2026年10月のオープンに向けて準備を進めています。ここを最初の目的地にする場合は、「Soi YIPUNの場所と現在の情報」をご確認ください。